愛知みずほ短期大学(公式)の「新着情報」のページです。

  • 受験生の方

    受験生の方

    受験生の方FOR EXAMINEE

  • 在校生・卒業生の方

    在校生・卒業生の方

    在校生・卒業生の方FOR STUDENTS & GRADUATE

  • 保護者の方

    保護者の方

    保護者の方FOR GUARDIANS

  • 企業・地域の方

    企業・地域の方

    企業・地域の方FOR CORPORATES

お問い合わせはこちら

新着情報

新着情報

コラム:栄養士養成課程の現状と課題に関する研究の紹介

受験生情報

2020/01/08

現代では、生活環境の変化等に伴って人々の食事に関する関心が高まり続け、栄養士や管理栄養士の活躍の場が増えています。しかし、管理栄養士の養成施設が増加する一方、栄養士の養成施設は減少しており、栄養士養成校は、自校の課題を見つけて課題解決に取り組むことことが求められています。
そこで今回は、このような背景を受けて、愛知みずほ大学大学院が実施した「栄養士養成課程の現状と課題に関する研究」の内容を一部紹介します。本研究では、愛知県内の短期大学食物栄養専攻の学生および他専攻の学生、食物栄養専攻の卒業生に対してアンケートや聞き取り調査を実施し、栄養士養成校における課題を分析・考察しています。

食物栄養専攻の在学生の特徴と学習意識の経年変化に関する考察

本研究では、食物栄養専攻の在学生を対象として、食物栄養専攻で学ぶことにより身に付いたことに関するアンケート調査を実施しています。その結果、「健康管理や食に関する知識、能力が身に付く」などの項目において高い評価が得られ、食物栄養専攻での講義に対し、全体的に満足度等が高い傾向にあることが分かりました。また、アンケート全体をとおして、2年生よりも1年生の方が栄養士養成課程で学んだことが講義で身に付き、今後の人生に活かせると感じている人が多い傾向にあることが分かりました。
この結果により、研究の担当者は、学生が目標を持ち続け、栄養士への志向性を保ち続けられるような取り組みを行う必要があると指摘しています。そして、栄養士養成校は、例えば、学力不足の学生に対して学習支援を行うことにより資格辞退を防ぎ、資格取得の目標を持たせる必要があると考察しています。

食物栄養専攻の卒業生の現状に関する考察

本研究では、栄養士として勤務する卒業生に対し、栄養士として働く上で必要なものに関するアンケート調査を実施しています。その結果、栄養や食品に関する知識や調理の技術、コミュニケーション能力が必要だと回答した人が多い傾向にありました。また、卒業生に対する栄養士職の職業満足度に関するアンケートでは、「仕事に関するやりがいや誇りが感じられる」など仕事内容に関する項目の満足度が高く、同時に社会からの評価や将来への安定性などに職業価値を求めていることが分かりました。
この結果により、研究の担当者は、栄養士養成校の講義において、栄養士職の社会的役割や仕事の魅力を伝えるなどの指導を行う必要性があると考察しています。また、栄養士職の職務内容を正しく理解した上で就職活動に取り組むよう指導する必要性があるとも指摘しています。

食物栄養専攻の卒業生における栄養士職に対する意識に関する考察

本研究では、栄養士職として働く卒業生に対し、職場における人間関係について聞き取り調査を実施した結果、ベテラン調理員やパート従業員等の厨房における年長者に対する言葉遣いや話し方など、コミュニケーションに関する悩みを持っていることが分かりました。
この結果により、研究の担当者は、コミュニケーション力向上のために校外実習やボランティア、アルバイト等、学外での活動や学内行事への参加を促す必要があると指摘しています。また、栄養士養成校は、学生に学習内容を生活で実践することの重要性を認識させる必要があり、実践経験を積んで自信を付けることにより現場での実践力の向上に繋がると指摘しています。

今回のまとめ

今回は、愛知みずほ大学大学院が実施した「栄養士養成課程の現状と課題に関する研究」を一部紹介しました。詳しい内容は、以下のURLより閲覧することが可能です。

水野 早苗「栄養士養成課程の現状と課題に関する研究」(瀬木学園紀要No.12、平成30年(2018年)3月発行)162P
https://www.mizuho-c.ac.jp/assets/pdf/08l_kiyou12.pdf