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コラム:保育系学生の「保育士志望」の背景にあるものに関する研究の紹介

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2020/01/12

保育士は、児童期の女の子に人気の仕事であり、女の子のなりたい職業ランキングでも上位の職業です。また、昨今では、待機児童問題を受け、国を挙げて保育士の養成が重要視されるようになりましたが、実際に保育系学生は、幼少期の憧れや社会的背景を受けて保育系の学校に進学したのでしょうか。
そこで今回は、愛知みずほ大学短期大学部が実施した「保育系学生の『保育士志望』の背景にあるものは何か」という研究の内容を一部紹介します。本研究では、女子短期大学1年生の保育士コース、養護教諭コース、栄養士コースの学生に対して質問紙調査を実施したり、入学前の聞き取りデータを用い、保育系学生がなぜ保育系の学校に進学したのかを調査しています。

保育系学生における「保育士志望」が確立した時期に関する考察

本研究では、保育系学生を対象として、小学校低学年、小学校高学年、中学校時代、高校時代の4つの時期に分け、大人になったらなりたいと思っていた職業に関するアンケートを実施しています。その結果、小学校低学年では半数以上の人が「なりたい職業がなかった」と回答しましたが、中学時代や高校時代では8割以上の人が「なりたい職業があった」と回答し、児童期から青年期へと成長するとともに、職業への関心が高まったことが分かりました。
しかし、保育士になることを心に決めた状態で保育系の学校に入学した学生は、2割を少し超す程度と少なく、保育士以外の職業にも関心があったり、何になりたいか分からない状態で保育系の学校に入学した学生が多い傾向にあることが分かりました。また、児童期から青年期において、一貫して保育士を志望していた学生は0名という結果であり、実際には、なりたい職業が一つに定まっていない人が多い傾向にあることが分かりました。
研究者は、その理由として、児童期から青年期にかけて将来の職業について真剣に考える時間が少ない可能性や、現代の日本において職業が多様化しているため、なりたい職業を一つに決めることが難しくなった可能性があると考察しています。

保育ボランティアや職業体験と「保育士志望」の関係に関する考察

本研究では、中学時代や高校時代の保育ボランティア経験の有無や、職場体験の有無が保育系の学校への進学のきっかけとなったかという項目でアンケートを実施しています。その結果、学生の64%は保育に関する何らかの経験をしており、そのほとんどの学生は、保育に関する経験が保育系の学校への進学のきっかけであることが分かりました。
研究者は、保育ボランティアや職場体験が保育系の学校への進学に大きな影響を与えている理由として、様々なボランティアや体験の中からわざわざ子どもと触れ合うものを選んだということは、元々子どもへの関心があった可能性があると考察しています。また、経験できる範囲の狭い学生生活の中で、たまたま保育の経験を行うことが大きな刺激となり、保育系の学校への進学に至った可能性があると考察しています。

今回のまとめ

今回は、愛知みずほ短期大学大学部が実施した「保育系学生の『保育士志望』の背景にあるものは何か」という研究を一部紹介しました。上述した内容の他にも、進学先の決定に影響を及ぼした人物に関する調査や、保育系学生の3歳児神話の受け止め方に関する調査、保育系学生になるための準備性に関する調査を実施し、その結果に関する考察を行っています。詳しい内容は、以下のURLより閲覧することが可能です。

大久保 義美「保育系学生の「保育士志望」の背景にあるものは何か」(瀬木学園紀要No.9、平成27年(2015年)6月発行)70P
https://www.mizuho-c.ac.jp/assets/pdf/08i_kiyou09.pdf